春になると目にすることが多くなる桜餅。
実を言うと、私は桜餅が嫌いだ。
今まで「なんでこれが美味しいと思えるのだろうか」と不思議でならなかった。
あの独特の風味がどうにも苦手だった。
でも、昨日母がホワイトデーでもらってきた桜餅を食べたら、衝撃が走った。
桜餅って…こんなおいしかったんやな…。
その桜餅が、京都嵐山の「鶴屋寿」の桜餅である。
私のように「桜餅のおいしさが分からない」と言う人に、ぜひ1度食べてほしい…!
鶴屋寿の桜餅がおいしすぎて異常
母が仕事先でお客さんからホワイトデーのお返しに桜餅をもらってきた。
母も私と同じく桜餅をはじめとした桜系のスイーツがダメなほうで、桜餅をもらった際は「げ…桜餅かぁ…;」と思ったそう。
でも、1つ試しに食べてみると、食べやすいし何よりおいしい…!
帰宅するなり桜餅の話題を出し、「みそかも食べてみ?」と1つ差し出す。
そんなことを思いながら一口食べてみた。
衝撃だった。
まるで頭の先から足の先にかけて稲妻が走ったみたいな衝撃だった。
いやマジで。
よく明石家さんまさんが「美味いって、んなわけあるかい」と言いながら食べてみると、即座に「美味い!」というギャグをやっているが、あんな感じだった。
もう即落ち2コマって感じに、脳みそが「美味い!」ってなった。
青空レストランで宮川大輔さんがエコー付きで「美味い!!!」ってなるシーンあるやん。
あんな感じになる。
もうできるもんならエコー付きで「美味ぁい!!」って叫びたくなる。
程よい餡子の甘みの中に、桜の葉っぱのしょっぱさが、邪魔をしない程度にアクセントを加えてる…。
そして桜の風味はそんなに主張せず、あったとしてもほんのりと、こっそり顔を出すぐらいで嫌な風味じゃない。
私が以前食べてダメだった桜餅は、「桜ぁ!!!」って感じに謎の変な風味が広がってた。
最近はやりの桜スイーツも、桜の謎の主張が強すぎて相性が悪かった。
それ以来「私は桜をおいしいと思えない」と思ってた。
でも、鶴屋寿の桜餅は違った。
あれほど「桜餅うまぁ!!!!!」ってなったことはない。
今ならテレビ番組で桜餅を「美味しい美味しい」と頬張るタレントさんたちの気持ちが分かる…。
桜餅はうめぇ。
もうホントに衝撃的すぎるおいしさで、笑いが込み上げてきた。
実際に笑った。
ホントに衝撃的な時とか、ほんとにおいしいときって、人は笑うんだね…。
一口食べた瞬間
「フハッwwwwwやばいwwwwwwナニコレwwwwwwうまいwwwwww」
今まで桜餅を「なぜか評価される謎の和菓子」と見てきた私がこうなるぐらい衝撃的なおいしさだった。
そしてサイズ感も良い。
大きすぎず小さすぎず、ちょうどいいサイズ。
パクリと食べられるサイズ。
いやぁ鶴屋寿さんはいい仕事しますね。
鶴屋寿と桜餅について
桜餅が嫌いな私が感激した桜餅を作る鶴屋寿について紹介しよう。
鶴屋寿は、京都の嵐山で初の桜餅専門店となっているお店。
材料はすべて国産で、餡子を包んだ道明寺を、2枚の桜の葉っぱでサンドしている。
使われている桜の葉っぱは、伊豆の大島桜から取ったものだそう。
また、桜餅と言えばピンクなイメージがあるけど、鶴屋寿の桜餅の色は白。
これは、道明寺本来の色をそのままにしているからとのこと。
着色しない理由としては、元々鶴屋寿の桜餅が、料亭「吉兆」のお客さんのお土産として作られたことに由来している。
なんでも、吉兆の創業者だった湯木貞一さんが「四季を通じて提供する桜餅なら、白い桜餅のほうが季節感を主張しないから良いよね」とアドバイスしたことからこうなったそう。
つまり、いつの季節にも出せるオールマイティーな桜餅というわけだ。
ちなみに、鶴屋寿は桜餅専門店だけど、桜餅の他にも羊羹やわらび餅などの和菓子も販売している。
ネットでは、公式サイトや、京都の名品をお取り寄せできるサイトでのみ購入できるみたい。
店舗は調べたところ、嵐山の本店とJR京都伊勢丹、京都高島屋の3か所のみとなっている。
桜餅お値段と賞味期限
補足がてら鶴屋寿の桜餅のお値段と賞味期限を。
鶴屋寿の桜餅の賞味期限は、冬季は3~4日、夏季は2~3日となっている。
ちなみに、日が経った場合は、1~2分蒸すとおいしくなる。
また、葉を付けたまま揚げるのもおすすめされている。
鶴屋寿の桜餅は、ピンクの箱の「サービス箱」と、ちょっとゴージャスな「化粧箱」の2種類で販売されている。
お値段は以下の通り。
【サービス箱】
- 6個入り:1,080円(税抜)
- 10個入り:1,800円(税抜)
- 15個入り:2,700円(税抜)
- 20個入り:3,600円(税抜)
【化粧箱】
- 10個入り:2,000円(税抜)
- 15個入り:2,900円(税抜)
- 20個入り:3,800円(税抜)
- 25個入り:4,750円(税抜)
- 30個入り:5,800円(税抜)
- 35個入り:6,700円(税抜)
公式サイトでのお取り寄せ
公式サイトでのお取り寄せは、「お買物」から行くことができる。
仕様については以下の通り。
- 「ご注文フォーム」からの注文。
- 注文から3~4日でお届け(ヤマト便)。
- 初めての人は代引きでの支払い(手数料はお客負担)。
- それ以外は郵便振替での支払いが可能に(手数料はお店負担)。
- 振替用紙は商品に同封されてるので、商品到着後10日以内に支払う。
- 銀行振込もできるけど、手数料はお客負担。
- 桜餅は、夏場(7月~9月末)はクール便での配送となり、別途クール代がかかる。
京都名品サイトでのお取り寄せ
京都の名品をお取り寄せできる「京の逸品お取り寄せ 特選京都」では、アマゾンとかのネットショッピングと同じように、商品をカートに入れて購入手続きに入る。
こちらの仕様は以下の通り。
- サイトの会員登録が必要。
- ネットの他、ファックスや電話でも注文を取っている。
- 決済は、クレジットカード・銀行振込(前払)・代引き。
- 銀行振込の場合は、注文から1週間以内に支払い。手数料はお客負担。
- 代引き手数料は、一律324円。
- 電話やファックスでの注文の場合は、銀行振込か代引きになる。
- クール便になる場合は、クール代が別途加算される。
- 注文から5営業日以内に発送(ヤマト便・日本郵便)。
- 祝日を除く月~木曜の午前中の注文なら、最短発送希望が可能で、翌日~翌々日のお届けが可能。
- 注文日の3日後以降なら、お届け希望日時の指定も可能。
ちなみに、最短発送は複数店舗での注文や受注生産品、発送日と製造店の休業日が被っている場合は希望ができないのでご注意を。
鶴屋寿 店舗情報
本店
住所 | 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺車道町30 |
電話 | 075-862-0860 |
ファックス | 075-872-3679 |
営業時間 | 9時~17時 |
定休日 | 無し |
アクセス | JR「嵯峨嵐山」駅または京福電鉄「嵐電嵯峨」駅から徒歩5分 |
公式サイト | 京都嵐山 御菓子司 鶴屋寿 |
マップ |
JR京都伊勢丹店
住所 | 京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町 JR京都伊勢丹B1F |
電話 | 075-352-1111(大代表) |
営業時間 | 10時~20時 |
定休日 | JR京都伊勢丹に準ずる |
アクセス | JR・近鉄・地下鉄「京都」駅より直結 |
URL | JR京都伊勢丹地下1階フロアマップ |
マップ |
京都高島屋店
住所 | 京都市下京区四条通河原町西入真町52番地 京都タカシマヤ地下1階 |
電話 | 075-221-8811 |
営業時間 | 10時~20時 |
定休日 | 京都タカシマヤに準ずる |
アクセス | 【阪急電車】阪急京都線「河原町」駅下車、地下にて直結
【京阪電車】京阪「祇園四条」駅下車 徒歩5分 【バス】京都駅から、市バス(4) (17) (205)利用 (約15分) |
URL | 京都タカシマヤ地下1階フロアマップ |
マップ |
まとめ
桜餅のおいしさが理解できずにいた私に、衝撃を与えてくれた鶴屋寿の桜餅。
桜系スイーツ特有の嫌な風味もなく、こし餡の甘みに葉っぱの程よいしょっぱさが良いアクセントになっている。
箱に残る桜餅の香りも愛おしい。
「なんで桜餅がおいしいのか理解に苦しむ」という人に、1度食べていてほしい桜餅だ。
マジで騙されたと思って1回食べてみてほしい。
多分私は、この桜餅の衝撃を忘れることはないだろう。
ネットでも取り寄せができるが、京都や嵐山を訪れた際は、お土産としてぜひ買っていってほしいところだ。