「となりの稲荷」という漫画を知っていますか?
ちょっとホラーだけど、笑えて引き込まれる日常怪異コメディー!
山奥の田舎町に引っ越してきた主人公を中心に、稲荷神や妖怪がわちゃわちゃするストーリーです。
たぶん、妖怪とか神様とか、そういう話が好きな人には刺さるんじゃないかな?
実はもともと作者の庭猫もるさん(@mogeyamamolx)の個人サイトで連載されていて、1度完結したんですが、漫画アプリのPalcy(パルシィ)にて、毎週木曜日に連載されてるようになりました。
そして、4月9日に単行本第1巻が発売!
ウェブ漫画時代から見てきたファンとして、本として手に取れる日が来ることの嬉しさを実感しています…!
目次
「となりの稲荷」ってどんな漫画?
まったく、イカレてんな、この町!
僕、岩戸開(いわとかい)。
大都会・名古屋から山奥の田舎町に引っ越して来たら、いきなり稲荷神を名乗るお面の人に難癖をつけられた。
ここらじゃ神様も妖怪も姿を隠さず、自重もしないらしい。
軽妙な会話でおくるゆる~い田舎町ライフに、ちょっぴりホラー風味(テイスト)な異色の日常怪異コメディー、開幕!!
裏表紙より©「となりの稲荷(1)」庭猫もる/講談社
お話の舞台は、山奥にある村「足継村(あつぎむら)」。
一見するとごく普通の田舎町なんだけど、他と違うのは、神様も妖怪も自重せずに人間の前に姿を現すってとこ!
特に子供だけに見えるとかそんな縛りは無くて、大人だろうが子供だろうが、誰の前にでも現れるんよ。
そんな色んな意味でヤバイ村にやってきたのが、主人公である岩戸開。
作品内では、開やその友人たちを中心に、妖怪や稲荷神が絡んだストーリーがオムニバスみたいな感じで一話完結してるのが基本。
基本なんだけど…実はしっかりとストーリーが進んでいって、コメディーテイストの中に、「じわじわと出てくる謎」っていう不穏な味付けが加わってくるんですよ。
今は1巻だけしか出ていないから、あまり話すことはできないけど、1巻の中にも読んでいると「…え?これってどういうこと?」って話があるよ。
そういう話が出てきたら、「となりの稲荷」を追っていくうえで頭の隅っこに入れておいたほうが良いかもしれないw
「となりの稲荷」キャラクター紹介
岩戸 開(いわと かい)
第一話 新しい町 ©「となりの稲荷」庭猫もる/講談社
「となりの稲荷」の主人公で、名古屋から足継村に引っ越してきた。
成績優秀で顔面偏差値も高いというイケメン。
社交的で、たとえ相手が神様だろうが物怖じしない性格。
良くも悪くも好奇心旺盛。
定国 圭助(さだくに けいすけ)
第二話 産土(うぶすな)さま ©「となりの稲荷」庭猫もる/講談社
開のクラスメイトの1人で、近隣の町から身探町(みさがせちょう)に引っ越してきた。
高校生ながら一人暮らしをしていて、バイトをするようにもなる。
真面目キャラで、少々愛想が悪い。
最初は自重しない神様に戸惑いを隠せなかったが、次第に彼なりに受け入れていくようになるよ。
私個人の見解としては、メインキャラの中の常識人&ツッコミ枠。
渡 恭平(わたり きょうへい)
第三話 シャチ ©「となりの稲荷」庭猫もる/講談社
開のクラスメイトで、生まれも育ちも身探通。
学校に遅刻しそうになったり、帰りが遅くなったことで暗がりを歩いたりしがちで、その過程で色んな女の子と交流するようになる。
基本的にポーカーフェイスだから、驚いてもあまり顔や態度に出ない。
カメラを持ち歩いていて、何かと「記念」と言って撮ったりするよ!
以上が「となりの稲荷」においてメインとなっている3人。
基本的には開が中心になってるかな。
この他にも神様(特に稲荷神)とか妖怪とか色々いるけど、それは君自身の目で確かめてみてくれ!!
「となりの稲荷」は第2・第4木曜日、Palcyにて連載中!

冒頭でもちょろっと話したけど、「となりの稲荷」は第2と第4木曜日に、漫画アプリPalcy(パルシィ)にて連載されているよ!
この記事を執筆している段階では15話まであるよ。
3話までなら無料で読めるけど、それ以降はチケットやコインを使ってじゃないと読めないから気をつけてね。
ちなみに、ピクシブコミックの方でも、現時点(2019/4/23)で6話まで無料公開されてるよ。
単行本を買うなら、書籍版が断然オススメ!

「となりの稲荷」は書籍版・電子版両方とも出ているんだけど、個人的におすすめなのはやっぱり書籍版!
というのも、基本的に漫画ってカバーがかけられてるじゃないですか。
そのカバーを取ると、漫画が読めるんです!
描きおろし漫画ってやつですかね?
これって、たぶん電子版では出ないんじゃないでしょうか?
私は書籍版だけしか買ってないので、アレなんですが…;
ウェブ漫画時代の話や単行本の感想とか

実は「となりの稲荷」は、作者のもるさんの個人サイト・もげやまにて、2012年から2017年にかけて連載されていた漫画でした。
当時リアルタイムで追っていた私としては、
「なんでこの人の作品はこんなに面白いのに、本にならないんだろう」
って思っていました。
いや、その前にも日本神話を漫画にした書籍や、「電流少年」っていう家電を擬人化した漫画を出しているんですけどね。

完結した話を読んだとき、これほど「書籍化希望!!!!」って思った作品は無いです。
そんで、去年あたりだったかな?
突然サイトやピクシブに掲載している「となりの稲荷」のページが見られなくなることになって、「えっ?えっ?」って思ってたらパルシィで連載ですよ。
もうね、心の中でお赤飯炊いたよね。
それくらい嬉しかった。
そんでもってとうとう書籍化ですよ。
パワーアップしたもるさんの作画と、ウェブ漫画当時から変わらない面白さ。
カバー下の漫画に気づいたときは「もるさん…ありがとう…」ってなったよ。
とりあえずウェブ漫画時代から見てきたファンとして感想を言うとしたら…
おめめさんの可愛さ増してね???
いや、もるさんの描く女の子ってみんな可愛いんだけど、おめめさんの可愛さが増してる。
「おめめさんって誰だよ」って思ったそこのあなた、「となりの稲荷」を読むんだ。
おめめさんが出るのは4話だから、パルシィだとチケットが必要になるけど、チケットは無料配布されるから大丈夫!
パルシィや単行本から入ってきた人は、ぜひとももるさんが描く世界を楽しんでほしい。
ホントにね、さりげなく伏線や謎をちりばめていって、最終回に向かって色んなことが分かっていく過程は
「……す、すげえええええええええ!!!!!!!」

ってなるから。
私も趣味で創作をしているけどね、ホントもるさんみたいに凄い作品を作りたいもんだよ。
いやぁぜひとも最後まで単行本化が続いてほしいっす。
まとめ
ホラー風味のある日常怪異コメディー「となりの稲荷」。
神様系とか、妖怪とか、日常に潜む不思議とか不穏とか…そういうものが好きな人には刺さる漫画だと思います。
ホラーって言ってるけど、グロとか痛い描写は特に無いよ!
だからそういうのが苦手な人でも安心して読める作品だよ!
私の実感でいうと、「ゲゲゲの鬼太郎」が大丈夫なら大丈夫だと思うw
ただ、油断してるとふとしたところにホラーが潜んでるからねw
まぁそこは楽しむポイントだと個人的に思ってる。
ちょっとでも気になったら、パルシィやピクシブコミックで無料で読める部分もあるから、そこから読んでみるのも良いかな!
そんで気に入ったら「となりの稲荷」を買うんだw
それでは、ここまで読んでくださりありがとうございました!
